2.ロジック・モデル及び外部要因について

1.ロジック・モデルの定義・意義

 ロジック・モデルは,施策の論理的な構造を明らかにし,その質や内容を評価するセオリー評価と呼ばれる評価手法において用いられるものであり,ある施策がその目的を達成するに至るまでの論理的な因果関係を明示したものである。
 具体的には,課題→インプット(投入)→アウトプット(結果)→アウトカム(成果)という政策の流れについて,予想される仮定の連鎖(ロジック)について,その因果関係が妥当であるかどうかの観点から論理的評価を行うものである。
 ロジック・モデルを策定することは,既存施策の概念化や設計上の欠陥や問題点の把握,施策についての当事者間での認識共有,インパクト評価等の他のプログラム評価を実施する際の準備,施策を論理的に立案する等のうえで意義のあることである。

-- 登録:平成21年以前 --