1.重要対象分野に関する評価について

3.評価方法

 重要対象分野に関する評価を行うに当たって,評価の大枠」において,明らかにすることが望ましい事項及び留意点として,「ロジック・モデルの作成,必要性・有効性・効率性の観点からの評価等が示された。
 文部科学省では,前述したとおり,本評価を「総合評価方式」によって実施することとしているが,これは,特定のテーマに係る政策・施策等を対象に,政策効果の発現状況や,効果の発現に至る因果関係などを,ロジック・モデルを適用するなどの方法により様々な角度から掘り下げて分析し,政策に係る問題点を把握するとともにその原因を分析するなど総合的に評価するものである。
 評価に当たっては,施策の論理的な構造をロジック・モデル等により明らかにし,その質や内容を評価する「セオリー評価」及び政策の実施が初期の効果を実際に生み出したのか否かを見極めようとする「インパクト評価」という手法を用いて評価を実施した。
 セオリー評価においては,若年者雇用対策に関連する,勤労観・職業観の育成,将来の専門的職業人の育成及び自立した人間としての成長を目的とする各施策が,基本目標の実現に向けて妥当なものかどうかを評価するために,ロジック・モデルの作成と,施策と効果の相関分析を行った。
 インパクト評価においては,各施策の効果や貢献度を評価するために,施策と効果の相関分析に加えて,施策の結果・成果の指標分析,貢献度の測定を行った。

-- 登録:平成21年以前 --