車座ふるさとトーク (岐阜県多治見市)(平成30年2月13日)

文部科学省は、平成30年2月13日(火曜日)に岐阜県多治見市(笠原小学校)で「車座ふるさとトーク」を開催しました。
「車座ふるさとトーク」は、安倍内閣として、大臣・副大臣・大臣政務官が地域に赴き、現場の方々と少人数で車座の対話を行い、生の声を聴いて政策に生かそうという取組です。

1 開催概要

参加者数

11名(教員、保護者、教育委員会、地域の方など)

テーマ

学校の働き方改革について

開催の概要・背景

教員の勤務実態に関する国内外の調査から、教員の長時間勤務の実態が明らかになっている状況を受け、文部科学省は、平成29年12月末、部活動を含む学校・教師の業務分担や適正化を着実に実行するための方策などを盛り込んだ緊急対策をとりまとめました。
今回車座ふるさとトークを開催した岐阜県多治見市では、平成15年度より中学生期のスポーツ活動や文化活動を、学校管理下における部活動と保護者設置によるジュニアクラブの2つ体制として実施し、地域連携の推進と、学校における部活動の負担軽減に取り組んでいます。
「次世代の学校」の構築に向け、学校の働き方改革について、地域の方々の率直な意見を伺いました。

2 車座ふるさとトークにおける主な意見

保護者

○ジュニアクラブについて、技術面の指導ではレベルも高く、子供たちの上達も早い。保護者のなかで、クラブは子供の送迎が大変などの悪い噂が流れてしまっている。PTAとしても、保護者に対し、クラブの意義や良い面の周知に頑張りたい。
〇保護者が、しつけなど、本来家庭でやるべきことを学校に押し付けている。PTAとしてしっかり対応していきたい。

地域の方

〇学校から、どういう課題があるのか、何が必要なのか等を発信してもらえれば、保護者や地域は動きやすい。

ジュニアクラブ立ち上げ関係者

○少子化等で廃部やチームが組めないなど部活動には将来の発展性はない。ジュニアクラブ活動は教員の負担を軽くして保護者に負担を押し付けているという批判もあるが、保護者や地域と子供たちが関わる機会ができるなど良い面も多くあり、子供たちのために充実させていける発展性がある。

教員

〇ジュニアクラブにより、その時間を教員としては保護者対応や必要な会議対応等の時間に使うことができる。
〇事前に保護者に説明した上で児童のノート等へのコメント入れを効率化したところ、保護者等からの苦情がなかったことから、真に必要な業務を見極めていきたい。
〇来年度から本校はコミュニティスクールになるので、この仕組みを活かして、地域にいる退職者などに学校に関わってもらえるようにしていきたい。

教育委員会

○コミュニティスクールは、多治見市でももっと広げていく。これを活かして、保護者や地域と課題を共有して、連携を進めたい。
〇教育委員会から学校に作業を依頼する際には、なるべく学校現場の負担軽減に資する形となるよう工夫している。


当日の様子はこちら(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

車座ふるさとトークについて(内閣府HP)

車座ふるさとトーク (岐阜県多治見市)(平成30年2月13日)


車座ふるさとトーク (岐阜県多治見市)(平成30年2月13日)


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