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管理下にない放射性トリウムを含むベークライトの発見について

  • 原子炉等規制法
  • 2012年01月17日 第1報
本年1月16日(月曜日)、墨田区より文部科学省に、墨田区緑二丁目こども広場(防災広場)に隣接する個人宅付近において、高い放射線量を放出する物質が発見されたとの連絡がありました。
 これを受け、文部科学省が現地に職員を派遣したところ、当該物質が放射性トリウムを含むことを確認し、当該物質を敷地境界から遠ざけるなどの安全確保措置を実施しました。

1.発見場所

住所:東京都墨田区

2.発見対象物

発見された物質は、過去に空気清浄機の部品として用いられていた放射性トリウムを含むベークライト(※)の廃材で、詳細は以下のとおりです。

大きさ:約30mm×30mm×5mm

重量:約14g/個

表面線量:最大約4.2マイクロシーベルト毎時(1個あたり)

状態:平成9年以降に地下倉庫に保管後、平成23年夏頃に敷地内の別の場所に保管(所有者からの情報による)

※ベークライト:コールタールを原料として作られる合成樹脂。軽く、硬く、熱に強く、電気絶縁性に優れている。

3.経緯・概要

(1)本年1月16日(月曜日)、墨田区から文部科学省に対して、以下のとおり連絡がありました。

  • 墨田区の調査の一環として、本年1月11日(水曜日)~13日(金曜日)、墨田区職員が墨田区緑二丁目こども広場(防災広場)において測定を行ったところ、敷地境界のフェンスにおいて、地上1メートルで1.34マイクロシーベルト毎時を検出。
  • 墨田区において、除染のため地表から3センチメートルの表土を取り除くなどの措置を行ったものの放射線量が低下しなかったことから除染を中断し、比較的高い放射線量が測定された場所を区画し、立入禁止とした。
  • 広場に隣接する個人宅付近において、所有者の同意の下、放射線量の測定を行ったところ、過去に空気清浄機の部品として用いられていた廃材から高い放射線量が測定された(20cmの距離で約30マイクロシーベルト毎時)。

(2)同連絡を受け、1月16日(月曜日)及び17日(火曜日)に当省が現地に職員を派遣したところ、核種分析の結果、当該物質が核原料物質である放射性トリウムを含むベークライトであることを確認しました。そこで、当該物質を敷地境界から遠ざけるなどの安全確保措置を指示したところ、敷地境界における放射線量は地上1メートルで最大0.15マイクロシーベルト毎時に低下しました。

4.放射線による影響等

 公園の人が立入る区域での放射線量及び事業所の敷地境界での放射線量は、安全確保措置前において、地上1メートルで最大1.34マイクロシーベルト毎時でしたが、その範囲が限定されていたため、放射線障害のおそれはありません。

5.今後の対応

 当省は、所有者とも相談の上、法令に基づいた適切な対処等を求めていく予定です。

お問い合わせ先

科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室

吉田・鈴木
電話番号:03-5253-4111(内線4036)

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(科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室)