管理下にない放射性同位元素等の一斉点検結果について(国立大学法人岡山大学)


- 2009年07月22日 第2報
平成20年6月19日に、国立大学法人岡山大学の資源生物科学研究所において少量の核燃料物質が発見され、これを踏まえて、同大学で調査を行った結果、放射性同位元素等が発見されたとの報告があったので、当省はその結果を同年7月9日に公表しました。
当省は同大学に対し再発防止策等を検討し、報告するよう求めたところですが、その一環として行った詳細な全学調査の結果が終了し、平成21年7月21日に最終的な報告を受け付けましたのでお知らせいたします。
全学調査の結果、理学部、医学部等において新たに放射線障害防止法の対象となるストロンチウム90及び炭素14等が発見されています。
なお、発見された放射性同位元素等による放射線障害のおそれ、外部への影響はありません。 |
1.経緯
(1)平成20年6月19日、岡山大学資源生物科学研究所において少量の核燃料物質が発見されたことを受けて、全学調査した結果、炭素14、トリチウム及び核燃料物質が発見されたので、その報告を受け、当省は同年7月9日に公表するとともに、再発防止策等を検討し、報告するように求めました。
(2)同大は再発防止策等の一環として、再度、全学調査を行った結果、新たに放射性同位元素等を発見しました。
(3)上記(1)及び(2)で発見された放射性同位元素等については、いずれも、安全に管理及び保管され、平成21年7月21日、当省に対して(2)を含めた報告書の提出がありました。
2.一斉点検の結果・発見された物(核種、放射能又は重量、状態、収納容器等)
2-1 放射性同位元素
(1)理学部: ストロンチウム90 約 2メガベクレル(粉末)、ガラス容器 1個
(2)医学部: 炭素14
約19メガベクレル(液体)、ガラス容器
4個
2-2 核燃料物質
(1)理学部: 硝酸トリウム(粉末) 約 25g(Th量 約 10.5g)、ガラス容器 1個
塩化トリウム(粉末)
約290g(Th量 約180.9g)、鉛容器 1個
理学部附属臨海実験所
: 酢酸ウラニル(粉末) 約 5g(U量 約 2.8g)、ガラス容器 1個
(2)医学部: 酢酸ウラニル(粉末)
約 68g(U量 約 38.1g)、ガラス容器 4個
硝酸ウラニル(結晶・粉末)
約 45.5g(U量 約22.5g)、ガラス容器3個
硝酸トリウム(粉末)
約 20g(Th量 約 8.4g)、ガラス容器 1個
(3)歯学部: 酢酸ウラニル(粉末)
約 75g(U量 約 42.0g)、ガラス容器 3個
(4)農学部: 硝酸トリウム(粉末)
約 22g(Th量 約 9.25g)、プラスチック容器 1個
(5)資源生物科学研究所
: 硝酸トリウム(結晶)
約22.6g(Th量 約 9.5g)、ガラス容器 1個
3.発見場所
国立大学法人岡山大学 理学部
住 所 岡山県岡山市北区津島中三丁目1番1号
国立大学法人岡山大学 理学部附属臨海実験所
住 所 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍130-17
国立大学法人岡山大学 医学部
住 所 岡山県岡山市北区鹿田町二丁目5番1号
国立大学法人岡山大学 歯学部
住 所 岡山県岡山市北区鹿田町二丁目5番1号
国立大学法人岡山大学 農学部
住 所 岡山県岡山市北区津島中一丁目1番1号
国立大学法人岡山大学 資源生物科学研究所
住 所 岡山県倉敷市中央二丁目20番1号
4.放射線による影響等
発見された放射性同位元素等が置かれていた場所に関係する者の被ばく線量は、いずれも年1ミリシーベルト以下と推定されており、放射線障害のおそれや外部への影響はありません。
5.当省の対応等
当省は、国立大学法人岡山大学に対して、管理下にない放射性同位元素及び核燃料物質を放射線障害防止法及び原子炉等規制法の必要な手続きを行うよう指示しました。
当省としては、今後とも同大学に対して、放射線障害防止法及び原子炉等規制法に基づいた放射性同位元素及び核燃料物質の適切な安全管理を求めてまいります。
科学技術・学術政策局原子力安全課原子力規制室
吉田 九二三
電話番号:03-6734-3926(直通)、03-5253-4111(内線3914、3926)
科学技術・学術政策局原子力安全課放射線規制室
中矢 隆夫
電話番号:03-6734-4043(直通)、03-5253-4111(内線3940、4043)

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